今回紹介するのは「Erasure – A Little Respect」です。
少しでも明るい気分になりたいときに聴いてみてください。
この楽曲、声を聴きながら落ち込むのは難しいと思います(笑)落ち込んで、頭で考えてもどうしようもないときは、ぜひこの曲を聴いて、音楽に身を委ねてみてみてください。
出会い
行きつけの中古レコード屋で、新しい発見を求めて物色していた時に、彼らのベストアルバムを発見しました。
彼らのことは知らなかったのですが、ベストアルバムを出すくらいだから、それなりに良い曲もあって、バンドとしても需要があるのだろうと思い(笑)とりあえず買ってみました。
*ベストアルバムでも外れることはあるんですが、、、(笑)
当たりでした!メロディもいいし、部屋で何の気なしにかけているだけでも、なんだか明るい気分になる。
そんなアルバムに収録されていたのが、今回紹介する楽曲でした。
アーティスト
ギターのヴィンス・クラークが「Depeche Mode」というバンドを脱退後、メンバー募集しアンディ・ベルと1985年に結成した、英国のエレクトロ・ポップ・バンド。欧米では老若男女を問わず幅広い層から支持されている。
「Depeche Mode」とサウンド自体は近いのですが、やはりヴォーカルで印象が変わります。「Depeche Mode」のデイヴ・ガーンが「闇」だとしたら、アンディ・ベルが「光」といった印象を個人的には持っています。そして「Erasure」の方が好みです(笑)
ヴォーカルのアンディ・ベルが同性愛者であることを公表しており、同性愛者たちの間では象徴的な存在になっている。
そして、アンディ・ベルは2004年にHIVに感染していることを公表し、投薬治療を受けながら現在も活動を続けている。
アーティスト情報:イレイジャー – Wikipedia
楽曲
作詞・作曲 ヴィンス・クラーク アンディ・ベル
1988年にリリースされた3rdアルバム「The Innocents」に収録され、シングルカット。英国で4位、米国で14位を獲得しヒットした。彼らの代表曲に一つでもある。
曲調
イントロの印象的なシンセ音とアコースティックギターのカッティングから始まります。エレクトロ・ポップだけあって、様々なシンセ音が折り重なっています。リズムや伴奏は浮き沈みなく一定なんですが、メロディがとにかくドラマティックですね。
印象的なのは間奏のピアノのフレーズ、そして後半のコーラスです。なんだかこの感じが無性に好きです(笑)
不思議なんですがこの曲を聴いていると、なぜだか「空を飛んでいるような」解放感と浮遊感を感じられます。それがとても心地いいんです。
そして、ヴォーカルのアンディ・ベルの声ですね。なぜか彼の声を聴いていると明るい気分になるんです。彼らが多くの人に指示される要因の一つかもしれないですね。
歌詞
一見すると、わがままな恋人にもっと優しくしてほしいと懇願している歌詞のように見えます。
ですが個人的には、何かのきっかけで心を閉ざしてしまっている相手に恋をして、上手く付き合おうとするも、冷たくされたり傷つけられたりしてしまう。
この相手の人は信じることに怯えていて、冷たい態度をとりながら彼を試しているのかもしれません。信頼できる人なのか。自分がもう傷つかないように、、、
でも彼はどんなに冷たくされても、根気強く側にいようとする。彼はきっと知っているんだと思います。彼女の素晴らしさを、そして彼に助けを求めていることを、、、
そう思ったのはサビの
魂が、君が僕を呼ぶのが聞こえる。
という部分です。冷たい態度をとりながらも、彼を呼んでいるんです。そして、それに彼も気付いている。
シチュエーション
なんだか気分が落ち込んでしまった時、気分を変えたい時に聞いてみてください。この曲を聴きながら落ち込むのは難しいと思います(笑)
彼らの曲は、人の心を明るくしてくれます。
ほんの少しでも気分が明るくなれば、見える世界も少し変わって、落ち込んでいる時には見えていなかったことに気づくかもしれません。
この曲の「解放感」と「浮遊感」を楽しみながら飲みましょう!
おすすめアルバム
おすすめのアルバムですが、彼らはほんとうにいい曲が多くて、できれば全曲聴いてほしいんですが(笑)とりあえず、私が初めて買った彼らのベストアルバムをお勧めします(笑)
もちろん、今回紹介した楽曲も収録されています。
まとめ
今回、楽曲を紹介するにあたり、最近の彼らの映像を見ました。確かにヴォーカルのアンディ・ベルは雰囲気が変わり、最初は驚きましたが。その歌っている姿がすごく素敵で、優しさに溢れているといるんです。
そしてそれを聴いているオーディエンスの笑顔が本当に幸せそうで、その空間の中には負のオーラは一切なく、幸せで平和的な空気で満ちていました。本当に感動しました。
これほどまでに人を明るく、幸せにできるバンドはなかなかいないです。これからも体を大事に、素敵な楽曲を届けてほしいと思います。
良かったら、前述のライブ映像をご覧になってみてください。