今回紹介するのは「Cyndi Lauper – TUE COLORS」です。
この曲は優しさの塊のような曲、苦しみの中にいる全ての人の心に一筋の光を差し込んでくれるような曲です。
楽曲
作詞・作曲 ビリー・スタインバーグ、トム・ケリー、シンディ・ローパー
1986年リリースの同名アルバム「TRUE COLORS」からシングルカットされた曲です。
アーティスト
1980年にデビューしましたが、自己破産を経験するなど苦労人のようです。奇抜なファッションとは裏腹に、商業音楽との葛藤も乗り越え、自分の信念を貫き通すまさに唯一無二のアーティストです。
大の親日家で、紅白にも出ています。それだけでなく、日本が災害に襲われた際も、真っ先に駆けつけてくれる。ここまで日本を愛してくれるのは日本人としてもうれしいですね。
彼女は僕の中で、キラキラした80年代の音楽を象徴するようなアーティストの一人です。
アーティスト情報:シンディ・ローパー – Wikipedia
出会い
Cyndi Lauperとの出会いは、ほんとに幼少の頃ですね。「The Goonies」という映画が大好きで、その主題歌を歌っていたのが彼女でした。*今でも年に一回は必ずこの映画を見ています。(笑)
年を重ねて洋楽を聴き始め、80年代の、あのキラキラした音楽を聴きたいと思い、最初に思い浮かんだのはCyndi Lauperでした。そして購入したベストアルバムにこの曲が収録されていました。メロディーは勿論ですが、歌詞に感動しました。シンプルな言葉の中に、苦しい・辛いときにかけてもらいたい言葉が全て詰まっていました。なんて優しい曲なんだと、、、
曲調
まずはギターのアルペジオが1曲を通してメインで、その多用し奏でられるフレーズがこの曲を象徴しています。そして、パーカッションと80年代特有のシンセサウンド。
ギターソロもなく、演奏はただ淡々と進んでいきます。その中で、ドラマティックな展開を魅せるのはCyndi Lauperの声一つ。ほんとにすごいシンガーです。
歌詞
もの凄く優しい歌詞です。誰でも辛いとき、こんな優しい言葉をかけてくれる人が、自分のそばにいたら!って思いますよね。(笑)僕もそうでした。(笑)
ただ、ふと思ったんです。この歌詞は、もう一人の自分が自分に対してかけてる言葉なんじゃないかと。他人に優しさを求める前に、まずは自分が自分に優しくしなさいと、、、
どれだけ他人に満たされようとしても、結局一番近くにいる自分自身が自分に優しくできなければ、いくら水を注いでも、バケツに穴が開いている、、、満たされることはない、、、そんな状態ではないでしょうか?
シチュエーション
休みの前日、照明抑え目にして(笑)一人でお酒でも飲みながら、*明日は二日酔いでもいい!
とにかく自分が頑張ってきたこと、褒めちぎりましょう!(笑)
何をどうこうしようとしても、やっぱり誰よりも一番近くにいるのは他の誰でもなく、自分ですから、仲良くしましょう。
それが一番大事なんだなって、僕も最近思うようになりました、、、やっと(笑)
おすすめアルバム
おすすめのアルバムは「グレイテスト・ヒッツ」です。残念ながら映画「グーニーズ」の主題歌は収録されていないのですが、シンディの魅力が詰まってます。そして、一曲目の歌唱力は圧巻です。
80年代の音楽を知ってる方は懐かしく、知らない方は新鮮に。誰もが楽しめる作品になってると思います。
まとめ
奇抜なファッション、メイク。正直、アルバムを聴くまではCyndi Lauperがこんな曲を歌っているとは思いませんでした。
東日本大震災の時、ニュースで彼女が帰国せずコンサートを開いている様子を見ました。その時流れていたのが、この曲でした。釘付けになりました。神がかった、鬼気迫るパフォーマンスでした。
その時分かりました。彼女が歌うから、この曲が、これほどまでに多くの人を感動させるのだと。
*東日本大震災時のコンサート映像、たぶんYOU TUBEにあると思うので見てみてください。