The Calling – Stigmatized

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洋楽 00s

今回紹介するのは「The Calling – Stigmatized」です。

周りからの非難に心が参ってしまっているときに聞いてみてください

この曲を聴くと、いわれのない非難など、周りからの負のエネルギーに吞み込まれそうなとき、そこから抜け出す勇気をくれます。

出会い

出会いは、テレビで彼ら最大のヒット曲でもある「Where You Will Go」のPVを見て、良い曲だなぁと思い、アルバムを買ってみました。

正直、印象はもたっとした曲が多く、あまり疾走感みたいなものは感じられなかったのですが、メロディはどれも美しくすごくいいアルバムでした。

そのアルバムに収録されていたのが今回紹介する曲でした。

アーティスト

アレックス・バンドとアーロン・カミンを中心に結成するが、他のメンバーの交代や脱退を経て、最終的には二人での活動となる。2004年2枚目のアルバム「TWO」をリリースしツアーを行うが、レーベルとの間に亀裂が生じ、バンドは活動を休止する。

デビューアルバムは世界中で500万枚のヒット、アレックス・バンドの甘いルックスもあり、当時はある種、アイドル見られていたいた側面もあったように記憶しています。

アレックス・バンドはバンド休止後もソロで活動し、作品もリリースしている。

アーティスト情報:ザ・コーリング – Wikipedia

楽曲

作詞・作曲 エリック・バジリアン アレックス・バンド アーロン・カミン

2001年にリリースされたデビューアルバム「Camino Palmero」に収録されている。

曲調

曲調ですが、アコースティックギターのシンプルなカッティングから始まり、だんだんとドラムやベース、エレキギター、ストリングスなどが加わっていきます。全体でメインになる音はアコースティックギターですね。

展開は楽器が加わっていくとともに、ドラマティックになっていきます。Cメロからはもう色々な音が混在しているというか(笑)そこが良いんですけど。

そして、この曲で特筆すべきはアレックス・バンドの歌です。楽曲の中で歌の表情が変わっていきます。これは決して、テクニック的な引出しの多さとかではなく、感情を歌に乗せた声音、歌い方、フレーズだと思うんです。

正直、ここまで声で感情を、色々な表情で表現できるヴォーカリストはなかなかいないと思います。だからなぜか彼の歌に心をこんなにも持っていかれてしまうんだと思います。きっと天性のものなんですよね。

歌詞

二人が一緒にいることに何か障壁があるのか、、、それでも、この歌詞では誰に非難されようが、神であろうが、「俺たちの人生を生きる」。そんな力強いメッセージが訴えられています。

悲しいですが、世の中には差別や偏見で溢れかえっています。そういう人は自分の価値観を信じ込み、物事の一部、側面しか見られていません。

そもそも人は、一人ひとりが違う時間、経験をしているんですから一人一人違うのは当たり前なんです。そんな当たり前の真実に気づけていないんですね。

この歌詞からは、そんなくだらないものは相手にせず、大切なものを守ろうというメッセージが感じられます。

シチュエーション

この歌詞を読むと、祖母との思い出が蘇ります。

ある日、幼少のころ、友達に嫌な思いをさせられた私は、「こんな酷いことをされた!」と訴えながら祖母に泣きつきました(笑)

ところが祖母からは「馬鹿の相手はしない、お前は他人の嫌がることはしてはいけないよ。」と、、、

「かわいそうに」と慰めてくれると思っていた幼少の私は、この淡白な反応にキョトンとしてしまいました(笑)

ですが、この言葉が今でも私の人生で一番大切な言葉になっています。そういう人と同じ土俵に立たない、そして同じようなことはしない。そんなことに時間を使うより、大事な人、大事なもののために時間を使おうと。

馬鹿の相手はしない、楽しいお酒を飲みましょう(笑)


おすすめアルバム

おすすめのアルバムですが、正直、彼らは2枚しかアルバムを残していないんですが、個人的には2枚目よりも断然一枚目がおすすめです!もちろん、良かったら2枚目も聴いてみてくださいね(笑)

まとめ

アレックス・バンドのソロ作品も聴きましたが、やはりアーロン・カミンと作られる楽曲で彼の声はより輝くのではないかと思いました。

これだけ歌で感情を表現できるヴォーカリストはなかなかいないと思うので、リユニオン、そして新譜のリリースを願っています。