今回紹介するのは「Backstreet Boys – I Still…」です。
この曲は、それまでのBackstreet Boysからみると、R&Bよりロック色の強い曲です。個人的にロックでは一人のヴォーカリストというスタイルが好みなのですが、この曲を聴いて、ロックの新たな形を見た気がします。名曲です。
楽曲
作詞・作曲 マックス・マーティン ラミ・ヤコブ
2005年リリースのアルバム「NEVER GONE」に収録された楽曲で、後にシングルカットされた。
アーティスト
1995年にデビューし、本国のアメリカよりも、ボーイズグループブームだったヨーロッパで先に人気に火が付いたようです。世界的なボーイズグループですね。ケヴィンが一時脱退することがありましたが、オリジナルメンバーで現在も活躍を続けています。
日本でも一時期、社会現象に近い状況がありましたね。海外ミュージシャンでは、本当に珍しいことだと思います。
アイドル色の強い印象でしたが、活動の中で、さまざまな音楽的アプローチを試みるなど進化を続けています。
アーティスト情報:バックストリート・ボーイズ – Wikipedia
出会い
この曲と出会ったのは弟の車に乗っているときでした。(笑)弟と私は音楽の趣向が真逆で(笑)もちろんBackstreet Boysは知っていましたし、良い曲も多いなぁ。とは思っていましたが、そこまでのめり込んで聴くほどではありませんでした。
そして、この曲が車から流れたとき、Backstreet Boysはこんな曲を歌うの!?めちゃくちゃカッコイイじゃん!と(笑)
即CD買いました(笑)
曲調
鐘のような印象的なフレーズが奏でられますが、他の演奏は非常にシンプルです。個人的に声で勝負している感覚が見えます。
個人的に、こういうグループがロックを歌う時、どうしても各々に歌い方や自己主張があり、曲がばらけてしまい、一貫性がなくなってしまう印象があったんです。R&Bでは違和感をというより、それが良さだったりするのですが、、、
ですが、この曲に関しては、もちろん、一人ひとりの歌い方、受け持つパートもありますが、一曲を通して違和感なく聴くことができました。
それが曲に対しての彼らの姿勢なんだと、、、びっくりしました。
歌詞
離れていってしまった人を想う歌ですね。当たり前にあったものが急に、ぽっかりなくなってしまう空虚感。長い時間一緒にいればいるほど、それが終わってしまったとき、その穴を埋めるのはとても難しくなり、時間もかかります。
時にはファンタジーみたいな展開を妄想したりして(笑)そのあと、自分で「馬鹿だなぁ。」と落ち込んだり。こんなに技術進歩しても、人の心は原始時代のままなんですね(笑)
シチュエーション
この曲を聴いていると、悲しい気持ちに、すごく感情移入できます。それはBackstreet Boysのメンバー一人ひとりが、解釈は違えどこの曲を表現している。カッコつけづに素直に歌っているのがわかります。
分かったふりとかやめて、素直になりましょう。情けなくてもいい、誰に見せるわけではないし、自分に素直に、そんな姿が、私は素敵だと思います。
おすすめアルバム
とりあえずベストアルバムをお勧めします。メロディも日本人好みだと思います。その上で、今回紹介した曲を聴くと、かなり雰囲気が違うのが分かっていただけると思います。
まとめ
この曲に関しては、Backstreet Boysの信念を感じられるというか、彼らほどの人気があれば、R&Bの曲を追求していく道もあったはずです、それでも自分たちの可能性を追及し、それをしっかりと表現してしまう。アイドルからのスタートで色々な壁もあったと思いますが、それを乗り越えてきた、真のアーティストだと思います。