今回紹介するのは「Augastana ‐ Boston」です。
踏み出す背中をそっと押してくれる、そんな曲です。
辛い時、苦しい時、新しい何かを求めたとき、聴いてみてください。
出会い
この曲との出会いは、偶然この曲のPVがテレビで流れていて、波打ち際でピアノ、、、パっと聞いた感じ、雰囲気よさそう、、、そこから一気にこの曲この曲の世界に惹き込まれてしまいました。
アーティスト
2002年、アメリカ中西部イリノイ州グリーンヴィル・カレッジの音楽家を先行していたダン・レイアスを中心に結成された。
翌年には自主製作で数枚のシングルをリリースし、音楽の道に専念するためカレッジを中退し、サンディエゴに拠点を移した。
そこで大手EPICと契約し、2005年にデビューアルバムの「All The Stars and Boulevards~幾千の星と路と」をリリースした。
地道なツアー活動の努力も実り、着々とセールスを伸ばし、今回紹介している「Boston」がシングルカットされ大ヒット。
アルバムも全米で150万枚以上を売り上げ、プラチナアルバムに認定された。
その後も、メンバーチェンジ、脱退などがありながらも4枚のアルバムをリリースし、現在、メンバーはヴォーカルのダン・レイアスだけになっている。
アーティスト情報:オーガスターナ – Wikipedia
楽曲
作詞 DANIEL/PALOMAR,JARED
作曲 ROZENCWAJG,JOSIAH
曲調
これまで何千、何万と曲が作られてきているのに、まだこんな印象的な美しいイントロが作れるんだなと、理論的な制限はあるにしろ、人が十人十色なように、音楽の可能性は無限に広がっているんだと、あらためて思い知らされました。
楽曲はシンプルなようにみえて、様々な楽器の余韻のような音が途切れず重なり合っていて、この曲の気怠くも美しい世界観を作り上げています。
なかでも、ざらついたギターの音、フレーズがこの曲にほど良いアクセントを与えています。
そして、ヴォーカルのダン・レイアスの歌声、感情をストレートに表現しているというよりは、まるで子供が泣いているような、彼の声には濁りのない純粋性を、とても強く感じます。
歌詞
歌詞は、恋が終わり新しい世界でもう一度、一からやり直そうと考えている女性の歌ですね。
こんな風に考えたことがある方も多いんじゃないでしょうか?実際に違う場所へ旅立った方もいるかもしれません。
苦しみが強いほど、そこから解放されたくて、そんな風に考えてしまうんでしょうね。私は実際に経験したことがないのでわかりませんが、、、(笑)
この歌詞で自分がいいなと思うのが「どこかへ行きたい。」とか抽象的な表現ではなく「Boston」や「Spain」など具体的な地名が出てくるところで、より親近感が沸き、どんなところへ行きたいのかが想像できて、曲の世界がよりクリアにイメージできます。
シチュエーション
作詞を手掛けていたダン・レイアスのテーマの一つが「旅立ち」であり、今ある場所と決別し、新天地で新しい人生を始めようとする、またはそうしたいと願う欲求を模写することのようです。
私も時折思うことがあります。自分は狭い世界に生きているなと。世界はこんなにも広いのに、、、
自分、何かを変えたい時、環境を変えるのが一番だとよく聞きます。
辛い時、苦しい時、新しい何かを求めたとき、現状には色んなしがらみや壁があるかもしれません。一歩を踏み出すのは怖いですよね。
忘れがちですが本来、人は何にでもなれるし、どこへでも行く自由があるんです。
踏み出す背中をそっと押してくれる、そんな曲です。
飲みましょう。
おすすめアルバム
おススメのアルバムは、やはり、今回紹介した楽曲も収録されている、1stアルバム「All The Stars and Boulevards~幾千の星と路と」です。
この中でも「Wasteland」という曲なんですが、今回紹介した曲と、どちらの曲にしようか、最後まで迷ったくらい良い曲です。ぜひぜひ聴いてみてほしいです。
まとめ
正直、私は今回紹介した曲の収録されている1stアルバム以外聴いたことがありませんでした。(笑)
今回紹介するにあたって、他のアルバムの曲も試聴してみたのですが、他にも良い曲多そうな感じで、、、
早く買って聞いてみようと、ワクワクしております。
このバンドが気になった方も、ぜひ聴いてみてください。