ZARD – 遠い日のNostalgia

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邦楽 90s

今回紹介するのは「ZARD – 遠い日のNostalgia」です。

人は弱くていい。その弱さが美しい。そんな風に思わせてくれる曲です。

楽曲

作詞 坂井泉水
作曲  望月衛介
編曲 明石昌夫

1992年にリリースされた、3rdアルバム「HOLD ME」に収録されている。

アーティスト

1991年にデビュー、形状的にはバンドですが、基本的には坂井さんありきのバンドで、初期にはバンドメンバーがいたのですが、最終的にはバンド形態の坂井さんのソロという形でした。

極度のあがり症だったそうで、メディア露出は控えていたみたいですね。ほんとに実在するのか?ってくらいミステリアスなアーティストですね。

本人がプロモーションをしないで、ここまでメジャーなアーティストは稀ですよね。それだけ楽曲の持つ力が強かったってことです。

ご逝去されて10年以上、それでもここまで支持され、誰もが楽曲を一度は聴い事があるアーティスト。ミステリアスであり国民的。

アーティスト情報:ZARD – Wikipedia

出会い

この曲との出会いは、たまたま見ていたテレビ番組のミュージックステーションにZARDが出演していて、「眠れない夜を抱いて」を歌っていました。釘付けになりました、その声、その歌っている姿に。

楽曲も良かったのですが、何よりも彼女自身が自分の琴線に触れたのかもしれません。今までに味わったことのない感覚というか、言葉ではうまく言い表せないのですが、直感で自分にとって特別なアーティストだったんだと、後になって改めて思いました。

男性ミュージシャンの楽曲ばかり聴いていた、当時の私は、出会いから翌日にはアルバム「HOLD ME」を買いに行ってました。そこに収録されていたのが、今回紹介する曲でした。

曲調

曲調ですが、曲名そのままに、なぜかノスタルジックな気分にさせてくれるんです。寂しげというより、別に古臭いわけではないのに、なんだか懐かしい。アレンジなどもあるんでしょうが、本当に不思議です。悲観的になるというよりは、ほろ苦い感じですね。

イントロのピアノの音色から一気に引き込まれます。個人的なこの曲にイメージは「秋」です。ディストーションギターが入っているのですが、楽曲とのバランスが絶妙で良いアクセントになっています。他の楽曲もそうなんですが、ZARDの楽曲には、結構激しめのギターが入っているのですが、ロックに偏り過ぎない絶妙なバランスで、坂井さんの声とマッチしています。

そして、坂井さんの声ですが、唯一無二ですね。あの声、あの歌い方、澄んだ透明感。寂しげで、でも弱々しいわけではなくて、その声からいろんな感情が見えて、、、

個人的には、彼女の声は万華鏡みたいで、聴く人のいろんな感情に寄り添える。色々な聴こえ方のする不思議な声なんです。

歌詞

別れた恋人を思い出す歌ですが、歌詞を見る限り、ある程度時間が経って、別れを受け入れたにもかかわらず、ふと思い出してして思いが広がったって感じでしょうか。

なんかこういう瞬間ありますよね。何かうまくいかない時だったり、ふと寂しくなった時だったり、「あの時こうしていたらどうなっていたんだろう?」と。こんな時は特に、予期せず別れてしまった人を思い出したりしますよね(笑)中途半端だからこそ、未来に余白が残ってしまっているというか、、、

「違う選択していたら、現在は今とは違っていたんだろうか?」

わかります。不毛ですよね(笑)でも、すごく人間らしいというか、誰もが感じる感情だから、これだけ多くの人の心に響くんでしょうし、個人的にはロマンチックだなぁ、とすら思ったりします(笑)

ZARD 遠い日のNostalgia 歌詞 – 歌ネット (uta-net.com)

シチェーション

何だかうまくいかなかったり、ふと寂しくなった時に、夕暮れ時、ひとりでお酒でも飲みながら、もう好きなだけ妄想しちゃってください(笑)気が済むまで妄想したら、意外と「自分、頑張ってたな」、「今もそんなに悪くないかな。」なんて思えるかもしれません(笑)

今の自分で考えればわかることも、結局当時の自分にはベストで、必死に出した答えだったりするんですよね。

おススメは、とことん妄想です(笑)中途半端だと、言い訳してしまいそうな逃げ道ができてしまうので(笑)時間があるときにどうぞ(笑)



おすすめアルバム

おすすめのアルバは、今回紹介した曲も収録されている「HOLD ME」です。他にも名盤はたくさんあるのですが、個人的にも思い入れがあり、擦り切れるほど聞いたアルバムです。CDですが(笑)捨て曲なしです。

ベストもいいのですが、初期のころのアルバムは本当に名盤ぞろいなので、初期のころから聞いてみるのをお勧めします!


まとめ

ZARDはずっと、私の支えであり、癒しであり、元気をくれる特別な存在でした。亡くなられたときは、本当にショックで、正直、メディアへの露出もほとんどなく、ミステリアスな方だったので、より現実味がなくて。

これから、新曲をもう聞くことはできませんが、数多くの名曲を残してくださいました。大好きなアーティストなので、また紹介させていただきたいと思います。