今回紹介するのは「L’Arc〜en〜Ciel – White Feathers」です。
今の自分にないものよりも、今の自分にあるものは何なのか?
楽曲
作詞 Hyde
作曲 Ken
編曲 L’Arc〜en〜Ciel
1994年にリリースされた2ndアルバム「Tierra」に収録されている。
アーティスト
1994年デビューし、人気に火が付き、これからという時にドラマーの薬物問題で活動休止に追い込まれる。その後新たなドラマーyukihiroを迎え、再始動し、そこからはヒット曲を連発し、日本を代表するモンスターバンドに成長する。現在の活動はアニバーサリーイヤーにメンバーが集結し活動する感じで、それ以外は、メンバー各々ソロ活動をしている感じですね。
アーティスト情報:L’Arc〜en〜Ciel – Wikipedia
出会い
出会いは、たまたまテレビを見ていた時に、「D・N・A」というアニメのエンディングでL’Arc〜en〜Ciel の「Blurry Eyes」がかかっていました。度肝を抜かれました。
一瞬で流れるクレジットを必死で見ていたのですが、読めず。(笑)
その後、地方のローカルテレビでMVを見て、より一層度肝を抜かれ、ヴォーカルは女性!?でも声は男。ドラマ仕立てなの?もう、音源を聞きたくて(笑)
L’Arc〜en〜Cielってフランス語だと、後で知ったのですが、「そりゃ、読めないよ~」と(笑)
必死で探して、やっと名前が分かったと思ったら、今度は近所のレコード店には、どこにも置いてなくて、、、そしたらたまたま友達が、通販で購入していたらしく貸してもらえました。
本当にたどり着くのが大変なアルバムでした(笑)そして最高のアルバムでした。
曲調
壮大な曲ですね。一つの物語を見ているような。歌詞と共に目くるめく展開が繰り広げられます。
世界観が本当に唯一無二で、こんな雰囲気の楽曲は他では聞いたことはありませんでした。そして、個人的に好きなのは、ベースです。このベースの音が、時には不気味ささえ感じさせ、この曲の全体を通し物語の進行を導いている気がします。
そして、やはりハイドさんの歌。ファルセットを駆使した歌唱法は、彼の性別を超えたような中性的な雰囲気も相まって日本で新たなヴォーカリスト像を作ったと言っても過言ではないと思います。
歌詞
小説のような歌詞ですね。鳥の絵を描きながら、自分も鳥のように自由に羽ばたいて、会いに行きたい人がいる。重い窓を開け、飛んでみたけれど自分には飛べるような羽はなく落ちてしまう、、、
「違う何か、、、違う誰かになれれば夢はかなうのに、、、」誰もが考えたことありますよね。
でもそれは、現実逃避なんですよね。今の自分を否定しまう事で、どんなに違うものに憧れても、自分は自分でしかない、、、そんなメッセージを感じます。
シチュエーション
誰かに憧れたり、もっと成長したいと思ったり、一見、向上心があるようには見えるのですが、今の自分を認められているかどうかで、過ごす時間は全然違うと思うのです。「今の自分が嫌だから変わりたいのか?」、「もっと自分が良くなりたいから変わりたいのか?」
前者は何か悩みを解消しても、次の悩みが生まれて、いつまでも「今」に満足できません。でも後者は「今」に満足し上を目指す。
私はずっと前者でした(笑)努力していれば「いつか」満足できる日が来ると、、、
でも気づいたんです、時間は限られていると、このままだと「いつか」を待っているうちに人生終わってしまうと(笑)
これに気づいてからは個人的に、人生、どちらかといえば「苦しみぬいた果てのハッピーエンド」より、「楽しみつくした果てのバットエンド」の方がいいなぁ、なんて思ってます(笑)
大事な「今」です。楽しみましょう。飲みましょう(笑)
おすすめアルバム
おすすめのアルバムは、やはり紹介した楽曲も収録されている「Tierra」です。アルバムの世界観・メロディ・サウンドのクオリティが他にはないです。一曲一曲が際立ちながらも世界観は崩れない。名盤です。
まとめ
彼らの音楽には、オリジナリティの追及を強く感じます。誰もやったことのない音楽、歌、、、そのストイックなまでの追求心が、世界中から愛される音楽を作り出しているんだと思います。
以前見たドキュメンタリーで、yukihiroさんが他のメンバーについて「普通の人より一段上で、見ている世界が違う」みたいなことを言ってた気がします。納得です。
大好きなバンドなので、また違う曲も紹介したいと思います。