今回紹介するのは「松たか子 – Stay with me」です。
一言でいうと、可愛らしい曲ですね。爽やかで甘酸っぱい(笑)
楽曲
作詞 松たか子
作曲・編曲 武部聡志
1998年にリリースされた、彼女の7thシングル。2ndアルバム「アイノトビラ」に収録されている。
アーティスト
1993年に歌舞伎で初舞台を踏み、翌年に大河ドラマ「花の乱」で女優としてデビューしています。その後、ヒット作品に次々と出演し女優としての不動の地位を築いています。アーティストとしてのデビューは1997年で、なかなか女優さんがアーティスト活動も継続して並行させるのは難しいのですが、彼女は見事にそれを成功させています。
それは、彼女の確固たるヴォーカリストとしての歌唱力と、アーティストとしての創作力に裏付けされたものだと思います。
近年だと、ディズニー映画の「アナと雪の女王」で声優を担当され、劇中歌でもその実力が世間に広く知られました。
長年彼女の音楽活動をサポートされていた佐橋佳幸さんと結婚されていますね。
アーティスト情報:松たか子 – Wikipedia
出会い
出会いは、たまたまテレビを見ていたら、この曲が流れていて。当時の自分は変な偏見を持っていたので(笑)あぁ、女優さんの歌か、、、と。特に気にすることもなく聞き流していました。
いや、聞き流せませんでした(笑)え?え?、すごいいい曲じゃん!と(笑)
そこで、私の変な偏見は見事にぶち壊されました(笑)
曲調
演奏は非常にシンプルで、淡くて爽やか。個人的な印象は「木漏れ日」です。リズムはほとんど一定で、まさに「木漏れ日」のような優しい音がこの曲を彩っています。
そして、松さんの歌ですが、さすがというか儚げで頼りない、不安定な心情を見事に表現しています。
歌詞
歌詞は可愛らしいですね(笑)こんなこと言うと「なんか自分は擦れてしまったんだなぁ、年を取ってしまったんだなぁ」と若干悲しい気持ちになるのですが(笑)
こういう経験ありますよね、距離が近くなりすぎて、真面目な話ができなくて茶化してしまう。後で一人になって後悔する(笑)次こそは!と決心するのですが、また同じことの繰り返し(笑)そんな歯痒い心情が見事に描かれていますね。
そして、個人的には彼女が歌詞で描く情景模写が非常に秀逸だと思っています。他の曲でもそうですが、本当に目の前に情景が思い浮かんでくる。素晴らしい作詞家だと思います。
シチュエーション
天気のいい日に、公園でも散歩しながら聴くのもいいのですが、天気のいい日のお休みの日の午後に、お茶ではなくお酒でも飲みながら(笑)昼間から贅沢ですね(笑)
身近な人に、感謝していても、照れくさくて普段はなかなか言えないですよね。お酒の力も借りてもいいので、伝えてみましょう(笑)
この曲が、そんな素直に気持ちにさせてくれるかもしれません。
おすすめアルバ
おすすめのアルバは「Footsteps -10th anniversary Complete Best-」です。もちろん、彼女のオリジナルアルバムも秀逸なものが多いのですが、まずはベストを聴いていただいて。とにかく彼女の曲はどれもメロディが良いんです。これを聴いて、オリジナルアルバムを遡っていくのも面白いと思います。
まとめ
今考えればおかしいですが、彼女は「女優さんが歌手をやるのは片手間だ」なんてくだらない私の偏見を圧倒的な実力でぶち壊してくれました。
そして、素晴らしい多くの曲に出会うことができました。