ウルフルズ – 泣きたくないのに

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邦楽 90s

今回紹介するのは「ウルフルズ – 泣きたくないのに」です。

大切なものをなくしたとき、ほんの少しだけ心を楽にして、ほんの少しだけ背中を押してくれます。

楽曲

作詞 トータス松本
作曲 トータス松本

1996年にリリースされた3rdアルバムに収録されている。同アルバムは初のミリオンセラー。初のチャート最高位1位を記録している。


アーティスト

1992年にデビュー、なかなか売り上げに伸び悩むが、9枚目のシングル「ガッツだぜ!!」のヒットで一躍有名に。1999年にベースのジョン・B・チョッパーが作家に転向するということで脱退するが、2002年に復帰、オリジナルメンバーで活動を続けていたが、今度は2018年、ギターのウルフルケイスケがソロ活動に専念するため活動休止となり、現在は3人編成で活動している。

トータス松本は俳優としても活躍しており、数多くの作品に出演している。

アーティスト情報:ウルフルズ – Wikipedia

出会い

この曲との出会いですが、正直、ウルフルズに関しては、色物というか、勝手にコミック的な印象を持っていたので、聴くことを避けていました。そしてしばらく経って、「ええねん」という曲を聴きました。カッコいい、、、

そこから、アルバムを買い始め、この曲に出会いました。

曲調

曲調は、渋いブルースですね、もうこの感じ、大好きです。

余計な音は入れない、ギター、ベース、ドラムのシンプルな構成で、全ての音が際立っていて、絶妙なバランスで融合しています。

そして、何よりもトータス松本さんの歌声ですね。ゴリゴリの日本語なのにブルースに合う。ベースにヴォーカリストとしての技術はあるんでしょうが、洋楽、邦楽を彼の中で一度消化しているからこそ、洋楽っぽいとか、そういう次元ではなく、「ウルフルズの歌」として聴かせてくれるんだと思います。

歌詞

この曲は、メロディはいいなぁと思っていたんですが、正直、歌詞はピンときていませんでした。

そんな時に、18年間共に過ごした愛犬が亡くなりました。

たまたまこの曲を聴き、涙が止まりませんでした。抱えていた感情を解放してくれました。そして、やっと歌詞の意味が理解することが出来ました。

この歌詞は、大切なものを失った喪失感、やり場のない思い、現実を受け止められない気持ちを、綺麗事じゃないストレートな言葉で、そっと寄り添い「無理しなくていいんだと」少しだけ心を楽にしてくれて、少しだけ背中を押してくれます。

ウルフルズ 泣きたくないのに 歌詞 – 歌ネット (uta-net.com)

シチュエーション

人は出会えば必ず別れが訪れます。悲しいですがそれが現実です。いつかそんな日が来たときは、この曲を思い出してください。きっと抱えた思いを解放し、心を少しだけ楽にしてくれるはずです。

そして、今ある大切なもの。しっかり大事にしましょう。時間は戻りません。後悔のないように。

大切なものに感謝して!飲みましょう(笑)


おすすめアルバ

おすすめのアルバムは「ベストやねん」。ベストアルバムなんですが、彼らの音楽を聴いたことがない方は、僕と同じように彼らに対する印象が激変するかもしれません。そして聴いてこなかったことを後悔します(笑)
今回紹介した曲は収録されていないのですが、絶対聴いて損はないですよ。


まとめ

ウルフルズ、サウンド面は、遊びも見られますが、それは確かな技術に裏打ちされた賜物ですね。カッコいいです。そして何よりトータス松本さん!いやぁ、彼の思考回路はどうなっているんでしょうか、本当にこんな歌詞を書ける人は他にはいませんよね。クスッと笑わされたと思ったら、グサッと刺さる言葉を言い放つ。本当に作詞の天才だと思います。そして何よりも気持ち良いくらいにエモーショナルな声、歌い方。

本当に彼らは唯一無二で最高です。