今回紹介するのは「山下達郎 – 蒼茫」です。
世界に自分ひとりしかいないような感覚、壮大な優しさに包まれます。
ごめんなさい、この曲の試聴リンクは見つけられませんでした。
楽曲
作詞・作曲 山下達郎
1988年にリリースされた、9枚目のスタジオアルバムで2020年にはリマスター盤もリリースされている「僕の中の少年」に収録されています。
CMなどでも起用されているので、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
アーティスト
1975年に、シュガーベイブというグループでデビューし、1979年にソロシンガーとして、デビューしています。
この方の音楽のすごいところは、どんなに古い楽曲でも決して古臭さを感じさせないところ。そして圧倒的なお洒落感(笑)他の日本のポップスとは一線を画していると思います。
そして、音楽に関する膨大な知識量、アナログレコードの所有枚数は6万枚以上もあるそうです。そして、ギターを中心に色々な楽器をご自身で演奏され、音作りも、アナログからデジタルまでカバーするノウハウを持ち、そのこだわりも楽曲から伝わってきます。
もうアーティストというより、職人?(笑)とんでもない「音楽オタク」なんでしょうね。そして、メディアにはほとんど露出されない。生きる伝説みたいな方ですね。
現在、海外で評価が上がり、リバイバルヒットしている80年代の日本の「シティポップ」、このジャンルの第一人者ですよね。
アーティスト情報:山下達郎 – Wikipedia
出会い
出会いは、幼少のころ見た車のCMだったと思うのですが、、、記憶がさだかではなくて(笑)
ただ映像を検索したのですが、見つからず。その映像と雰囲気に釘付けになったのを鮮明に覚えています。
後に買った、山下達郎さんのベストアルバム「TREASURES」に収録されていました。
曲調
ほんとに、イントロから大好きで、このシンセサイザーの音とフレーズ最高です!
展開は、静と動を繰り返しますが、この曲の空気感を崩すことなく、山下さんの声の優しさ優しさに包まれています。
そして、ラストの山下さんの、フェイクやロングトーン、感動します。
前半には、胸に抱えたモヤモヤを淡々と歌い上げ、最後は叫びにも似た、自分を鼓舞するかのような歌。
そしてなんと!ラストのコーラスには、奥様の竹内まりやさん、そして、家族ぐるみの交流があるという桑田佳祐ご夫妻が参加されています!
コーラスでもさすがの存在感ですね(笑)
歌詞
見知らぬ誰かと喜怒哀楽を共有できるような音楽を作りたい
この曲は、こんな山下さんの思いから生まれたそうです。この曲は、人々に対する応援歌ではありますが、いわゆる一般的な応援歌とは違い、背中を押すような歌詞ではなく、疲れた心をそっと包み込むような歌詞です。
「大丈夫だよ。」と、、、
確かに、応援歌に力をもらい、また歩き出せることもありますが、本当に疲れ切ったとき、そういう曲を聴くと、「まだ頑張れというのか、、、」と(笑)
本当に疲れ果てたとき、優しさが沁み込んでくる沁み込んでくる曲です。
シチュエーション
この曲は、本当に不思議なんですが、世界に自分ひとり?かと思えるくらいの感覚を味わえます。
頑張ることは美徳です。ただきりがないというか、自分には「あれも足りない、これも足りない」と気づけば頑張り続けてしまっていることありますね。僕もそうです(笑)
そんな時はこの曲を聴いてみてください。我に帰れます(笑)
振り返ってみたら「自分、結構、頑張ってたじゃん!」って思えます。そして、お酒でも飲みながら自分に言ってあげましょう「ようくやった!」と(笑)
おすすめアルバム
おすすめアルバムは、ベスト・アルバム『TREASURES』です。僕が初めて買った山下さんのアルバムなんですが、もう何度聞いたことか。本当に擦り切れるまで聞いたというう感じです。CDですが(笑)
気付けば、あっという間に1枚聴き終わってしまいます!ぜひ聞いてみてください!
まとめ
本当に、大好きなアーティストで、部屋で、車で、ウォークマンで流しているだけ、心地よい時間を過ごすことができます。
いずれまた、他の曲も紹介できたらと思います。
余談ですが、山下さんのアルバムジャケットも担当されている、鈴木英人さん。もうこの方の絵が大好きなんです。よろしかったら見てみてください。お洒落極まりないです(笑)