今回紹介するのは「福山雅治 – Sweet Darling」です。
願いがかなった、ハッピーなはずなのに、、、この曲の何とも言えない寂しさが大好きです。
楽曲
作詞・作曲 福山雅治
編曲 重実徹
2001年にリリースされた17枚目のシングル「Gang」のカップリングに収録されえている。この曲は、もともとgemという女性アーティストに提供された曲で、福山さん自身が、主演・音楽監修を務めたドラマ「パーフェクトラブ」で挿入歌として使用されていたものでした。それをセルフカバーされたものですね。
リンクはなかったのですが、「FUKUYAMA MASAHARU Presents CX mon-9 drama “Perfect Love!” original song book Rendezvous 1」というドラマのサウンドトラックで聴くことができます。
アーティスト
アーティスト情報:福山雅治 – Wikipedia
出会い
この曲との出会いは、先ほど紹介したドラマ「パーフェクトラブ」のgemさんの挿入歌を聴いたときでした。時間がだいぶ経ってから、福山さんがセルフカバーしているのを知りました。
もともと良い曲だとは思っていたのですが、原曲ももちろん良いのですが福山さんのセルフカバーに、自分はすっかりはまりました。
曲調
もうイントロからたまらなくて、なんかこういうオルガンの音が大好きなんです、こういう空気感で行くのかと思いきや、急にピアノとギターに!でも不思議と違和感なくスムーズに入ってきます。やはり、この曲で際立っているのが、ギターですね。他の楽器の印象は淡い感じで、より引き立たせています。
そして、何より特筆したいのはギターです。2本のギターが違うフレーズを引きつつも、付かず離れずで、絶妙な距離感を感じます。個人的に、この歌の男女の心情を表しているのかな?なんて思っています。
歌詞
初めは、片思いが叶って結ばれた女性の心情を描いているのかと思っていたのですが、よく聴くと、許されない恋なのかな、、、と。
一番Aメロの
そっとやさしくて そっと哀しい
何も言わないわ 何も訊かないわ
誰も届かない 遠い世界へ誘って
この部分ですね。現実を考えれば、哀しい。でも、二人きりの今この時だけは幸せ。決して不倫を肯定するわけではありません。必ず誰かを傷つけてしまいますから。
ただ、人が誰を好きになるのか、それはいくら頭で考えても、心で抗えないこともあるのも分かります。
この歌詞は、幸せな言葉の奥深くに見える、切ない心情が心を打ちます。
それにしても、福山さんが書く女性目線の歌詞はすごいですよね。「Squall」、「Milk Tea」、ほんと人間心理のプロですね(笑)
シチュエーション
この曲を聴くのはやっぱり、夜ですかね。照明も極力抑えて、一人静かに聴いてもいいし、誰か好きな人と聴くのもいいですね。悲しい曲を聴くと、改めて自分の恵まれた環境に気付いたりしますね。
おすすめアルバム
おすすめのアルバは1994年にリリースされた、6thオリジナルアルバム「ON AND ON」です。紹介した曲は収録されていないのですが、どの曲も、メロディがキャッチーで名作です。
まとめ
福山さんは、90年代は都会的な楽曲のイメージがありましたが、だんだんとテーマが人間の本質的な所にあてられてきている印象があり、サウンドもアコースティックよりなものが多くなってきた気がします。
もちろん今もいのですが、個人的には、90年代の雰囲気も好きなので、またあんな感じの曲が聴きたいなぁ、なんて思ってます(笑)