今回紹介するのは「Mr Children – Bird Cage」です。
深く落ちたいときに、聴いてみてください。
楽曲
作詞・作曲 桜井和寿
2005年にリリースされた10thアルバム「IT’S A WONDERFUL WORLD」に収録されている。
アーティスト
日本を代表するロックバンドですよね。デビューから第一線で活躍し続けるバンドですね。
1992年ミニ・アルバム『EVERYTHING』でデビュー。活動休止や、桜井さんの病気も乗り越え、同じメンバーで現在まで精力的に活動を続けている。
彼らから影響を受けたアーティストは数多く、彼らの音楽が日本の音楽界に与えた影響もまた図り知れません。偉大なアーティストです。
アーティスト情報:Mr.Children – Wikipedia
出会い
私はそこまでMr Cildrenの熱狂的なファンではないですが、やっぱりいい曲が多いので、新譜が出ると聞いている感じでした。
そんな時にこの曲に出会いました。独特な曲の雰囲気、メロディ、歌詞。自分にはドンピシャでした!
曲調
曲調ですが、スペイシーなシンセ音、民族音楽のようなドラム、クラシカルなストリングス、異様な雰囲気のアルペジオを弾き、サビでは乾いた音でかき鳴らすギター、淡々とリズムを刻むベース、、、カオスな雰囲気です(笑)
個人的に好きなのはサビ前のブレイクです。そこから押さえていた感情を叫ぶような桜井さんの歌が始まる。あの感じがたまらなく好きです。
Mr Childrenのメンバーの演奏って、派手なわけでもなく、もの凄くテクニカルに魅せるわけでもないんですが、音やフレーズが他にない、彼ら特有のものですよね。なんだか、試行錯誤しながら、その曲に合った一音一音を考えられているような感じがして、職人っぽいですよね。
そして桜井さんの声。唯一無二ですよね。曲を聴いた瞬間に誰だかわかる。こういうヴォーカリストはなかなかいません。
歌詞
歌詞ですが、一見するとお互い冷めてしまった関係が書かれているように見えますが、私には二人の関係を冷静に分析して、客観的に見て、終わることは仕方ないと自分に言い聞かせているように見えてしまいます。
お互いに冷めてしまったことにすれば、自分も傷つかずに済みます。
歌詞の中で相手を滑稽に表現したり、他人事かのような言い回し、前に進もうとする言葉、、、
何故そんな風に思ったかというと、桜井さんの歌い方です。サビの子供が泣き叫んでいるかのような歌い方、歌詞と歌い方に違和感を感じてしまったからです、、、歌詞は表向きの表現。歌が本来の感情を表しているのではないかと。
自分の本当の感情は違う、、、離れたくない、、、でも相手の愛は乾ききってしまった、、、どうにもならない、、、でも受け入れられない、、、
抱えきれない悲しみから、何とか自分を守ろうと強がっているように見えます。
シチュエーション
綺麗事が馬鹿らしくなったり、「もう何もかもどうでもいい」そんな投げやりな気分になったときに聴いてみてください。より深く落ちます(笑)
でも、必要だと思うんです。負の感情は誰しも持っています。見ないように蓋をするのは、やっぱり不自然です。
歌を聴きながら表に出してあげてください、お酒でも飲みながら(笑)
おすすめアルバム
おすすめのアルバムは、今回紹介した楽曲は収録されていないのですが、彼らの9thアルバム「Q」です。楽曲もバラエティに富んでいて、それでいて捨て曲なし。名盤です。
もちろん他にも良いアルバムがいっぱいあります。
まとめ
私は、彼らの曲でもダークだったり、ロックな曲が結構好きだったんで、最近の楽曲を聴くと、そういうの減ってきたなぁ、と個人的には残念に思っています。
これからに期待です(笑)
ちなみに今回紹介した楽曲、カラオケで歌うとメチャクチャ気持ちいいですよ!
ただ近しい人と行った時に歌って下さい。近しくない人だと6分以上もあるので、曲が長すぎて気まずい時間が流れます(笑)