今回紹介するのは「The Rasmus – Don`t Let Go 」です。
楽曲
作詞 YLONEN LAURI JOHANNES
作曲 YLONEN LAURI JOHANNES HAKALA AKI MARKUS JUHANI HEINONEN EERO ALEKSI
RANTASALMI PAULI ESKO ANTERO
2005年リリースの6thアルバム「 Hide From The Sun」に収録されている。
アーティスト
1995年にデビューしたフィンランド出身のバンドですね。初期はポップロックだったサウンドは、だんだんと現在のようなゴシックロックへと転身していく。5年間の活動休止期間はあったものの、現在も精力的に活動をしている。
日本ではビジュアル系のバンドがメジャーシーンで数多く活躍しているので、日本人にとっては、あまり違和感はないかもしれませんが、海外では結構異色なんですかね。
またフィンランド出身ということで、アメリカやイギリスとはまた違った独特な雰囲気がありますね。同国アーティストでいうと、「Hanoi Rocks」や「Negative」なんかはよく聞きました。
アーティスト情報:ザ・ラスマス – Wikipedia
出会い
出会いは、行きつけの中古CD店で、新しい刺激を求めて店内を物色しているときでした(笑)ジャケットを見て「おっ!ハードそうだな」と。とりあえず買って帰り、聴いてみました。想像とは違うサウンドでしたが、そんなことはどうでもいい!素晴らしいアルバムだったんです!いやぁ、ハズレなしのアルバムでその中に今回紹介した楽曲が収録されていました。
こういう出会いがあるから、やめられないんですよねぇ、ジャケ買い(笑)まぁ、ハズレも数多く経験しましたが、、、(笑)
曲調
曲調は、暗闇から光のさす方へ、一つの物語を聴いているような感覚になります。イントロから暗く怪しげな雰囲気で始まります。背後で鳴るギター、ベース、ドラムの音は重く退廃的な印象すら感じます。そしてCメロが終わり、最後のサビが始まると、だんだんと光が差し込み、転調してからは一気に光が差し込みます。
重く退廃的に聞こえたギター、ベース、ドラムの音が、光に向かい一歩一歩、大地を踏みしめる足音のような力強い音に聴こえてくるのです。不思議な感覚を味わえます。
そして、ラウリ・ヨーネンの声、綺麗なハスキーヴォイスで、神秘的な印象すら感じます。
歌詞
私の苦手な抽象的な歌詞なので(笑)あくまで個人的な見解になるのですが、歌詞に出てくる「庭」とは世界。その世界が枯れていく。誰かの付いた嘘によって。
そして、その「庭」が枯れていくことを嘆き、正しい道を行くべきだと訴えています。
世界には素敵な出来事がたくさん溢れています。それと共に数多くの悲しい出来事があるのもまた事実です。
シチュエーション
全てが順風満帆の人生を送れる人は、おそらく世界には一人もいないのではないでしょうか?誰しも一度は絶望してしまう事もあるかもしれません。
自分は日頃から、小さな良いこと、些細な喜びを見逃さないようにしています。「当たり前を当たり前と思わない。」それを自分の戒めにしています。
そんな小さな記憶の積み重ねが、絶望したときに、暗闇に支配されず、「良いこともあった。」そんな小さな一筋の光を指してくれるような気がします。
「お酒が飲める」よく考えれば当たり前ではないですよね(笑)ありがたいことです。
おすすめアルバム
おすすめのアルバムは今回紹介した楽曲も収録されている「 Hide From The Sun」です。他のアルバムも聴いたのですが、やはりこのアルバムが最高です。気に入った方は、このアルバムを聴いた後にほかのアルバムを聴いてみてもいいと思います。
まとめ
いつかもし、立ち上がれないくらい絶望してしまったとき、この曲を聴いてみてください。歌詞で勇気づけてくれてくれる曲もありますが、この曲は音でそっと寄り添い、少しだけ背中を押してくれるような曲です。
もちろん、落ち込んでいない時でも聞いてください(笑)